TECH BLOG 2026/2/28 あいぬるんと

言葉の代わりに、技術を磨いた。僕が『LightSheet』という場所を作った本当の理由。

#Lightsheet
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はじめに

こんにちは。LightSheet代表のあいぬるんとです。

今回は、いつもの活動報告ではなく、少し趣向を変えて「LightSheet設立秘話」をお届けします。

LightSheetがなぜ生まれたのか。その理由は、実は「僕という人間の歴史」そのものにあります。少し個人的な話になりますが、僕がこの組織を作った「本当の理由」を、皆さんにお話しさせてください。

About me:僕を構成する3つの要素

まず、僕が何者かについて少しだけ。
僕は現在、「あいぬるんと」という名義で3つの顔を持っています。

  1. プロセカ系YouTuber
  2. 機材・ガジェットオタク
  3. 非公式大会運営団体「LightSheet」代表

YouTuberとして発信し、ガジェット愛を語り、組織を束ねる。
一見バラバラに見えるこれらは、実は一つの共通点で繋がっています。
それは、「何かを表現したい」「誰かと繋がりたい」という、僕の根源的な願いです。この3つの軸が絡み合い、作用し合うことで、今の僕が形成されています。

「言葉」が苦手だった僕が、「技術」を武器にするまで

僕は昔から、「何かを表現すること」や「誰かを引っ張ること」が大好きでした。幼い頃はピアノを弾き、学校では率先してリーダーになろうとする、そんな子供でした。

しかし、致命的な欠点がありました。

「対人コミュニケーション」が、絶望的に苦手だったのです。

いわゆる「空気を読む」ことができず、自分の想いと言葉がうまく噛み合わない。そのせいで周囲に誤解を与えたり、時には疎外感を感じたりして、ずっと悩む日々を過ごしていました。「伝えたい」という情熱はあるのに、「伝える手段」が僕には欠けていたのです。

そんな暗闇の中で、僕を社会と繋ぎ止めてくれたのが「プロセカ」と「技術」でした。

言葉でうまく話せなくても、プロセカという「共通言語」があれば友人と会話ができた。
自分の気持ちを言葉にするのは苦手でも、パソコンや配信ソフトの複雑な設定をしてあげれば、誰かの役に立つことができた。

「すごいね!こんなことできるんだ!」
「ありがとう、助かったよ!」

技術を通じて返ってきたその言葉たちは、単なる感謝以上の意味を持っていました。それは、不器用な僕にとって「社会と自分をつなぐ唯一のレール」であり、自分がここにいていいんだと思える、確かな証だったのです。

もちろん、最初から上手くいったわけではありません。独りよがりな行動で失敗し、人を遠ざけてしまったこともあります。
でもそんな時、僕の周りには「どこがダメだったか」を正直に指摘し、見捨てずに向き合ってくれる友人がいました。
その友人たちのおかげで、僕は技術だけでなく、「人との関わり方」も少しずつ学ぶことができたのです。

界隈に見つけた「見えない壁」

その「技術」という武器を手にしてから、僕は非公式大会の運営や配信に没頭するようになりました。
しかし、ある時ふと、界隈の「ある違和感」に気づきました。

SNSを見れば「大会をやりたい!」という熱意ある言葉はたくさん見かける。
それなのに、実際に開催されている大会を見ると、主催しているのはいつも「同じ顔ぶれ」なのです。

なぜだろう?

トップ層が開く大会は、映像も進行もプロ顔負けです。
しかし、クオリティが高すぎるがゆえに、それが巨大な「壁」になっていました。

「あんなすごいこと、自分にはできない」
「やりたいけど、そもそも何をすればいいかわからない」

リプ欄やDMを詳しく見ていくと、そこにはスタートラインに立つ前に諦めてしまっている多くの人がいました。

かつての僕と同じだ、と思いました。

「やりたい」という情熱はあるのに、「手段」がないだけで、その火を消してしまっている。
僕は偶然、機材や企画を作るのが好きで、独学でその「手段」を手に入れていました。でも、それはたまたま僕がオタクだっただけ。

僕が「対人コミュニケーション」の手段を持たなかったように、彼らは「大会の作り方」を持っていなかった。
その「わからない」は情熱不足などではなく、ただ「教えてくれる場所がない」という界隈の構造的な欠陥だと気づいたのです。

もし、この「技術」や「ノウハウ」をブラックボックスにせず、みんなで共有できたら?
かつて僕が友人に助けられたように、今度は僕が誰かの武器になれたら、この界隈はもっと面白くなるはずだ。

「一人の天才」から「チームの力」へ

そうして生まれたのが、LightSheetです。

これまでの大会運営は、主催者が企画から配信、デザインまで全部一人で行う「スーパーマン」によって支えられていました。
でも、それでは続きませんし、新しい人は育ちません。

だからLightSheetは、「あなたの”やりたい”を叶えるお手伝いを」というモットーを掲げ、「場所」を作ることにしました。

ここには「大会について学びたい」「自分のスキルを試したい」という約50名のメンバーが集まっています。
毎週開催している『LightSheet杯』も、実は「毎週大会がある」こと自体が目的ではありません。あれは、メンバーが失敗を恐れずに運営を実践し、試行錯誤するための「実験場」なのです。

一人で全部抱え込む必要はありません。
ここには、同じ熱量で夜通し語り合える仲間と、これまでに蓄積されたノウハウ(専用システムやマニュアル)があります。
一人の天才に頼るのではなく、チームで補い合うことで、誰でも最高の大会が作れる。そんな世界を目指しています。

LightSheetは僕にとっての「恩返し」

かつて言葉が苦手だった僕が、プロセカと技術、そして仲間に救われたように。
今度は僕が、界隈に「挑戦できる環境」というインフラを提供することで、恩返しをしたい。

LightSheetは、僕にとっても初めての「50名規模の組織運営」という挑戦です。
毎日が手探りで、失敗もします。でも、そうやってみんなで足掻きながら、新しい「楽しい」を作っていくこの場所を、僕はとても誇らしく思っています。

「大会をやりたい!でもわからない!」
もしあなたがそう思っているなら、その情熱だけで十分です。
技術や仲間は、ここにあります。

50名の仲間と共に、あなたの挑戦をお待ちしています。